松山・ロープウェー街に10月12日、ミカン専門店「みかん横丁」(松山市大街道3、TEL 089-993-8886)がオープンした。
店舗面積は、店内が約14坪でテラスが約8坪。テラスにはイートイン用に12席用意する。経営はいーふぁーまーず(三津3)。同社は愛媛県内の農家と契約し農産物直売所「三津浜新鮮横丁」のほか市内スーパーのテナントの一角にファーマーズマーケットを展開している。本店の「三津浜新鮮横丁」は四国で初めて日本野菜ソムリエの認定を受けた。
同社社長の田井さんは「観光客が多く集まるロープウェー街で愛媛のかんきつ類を全国に発信したかった。オープンしてからは観光客だけではなく、地元の人にも利用してもらっている」と話す。
オープン日には品種別・産地別に分けると約65種類のミカンをそろえた。ブランドミカンも取り扱い、2~3月には100種類を超えるミカンがそろう予定。店内で作った生しぼりのジュースやスムージーを提供するほかミカンのクッキー、せんべい、チョコレート、ジュース、ジャムやいよかんの香水などの加工品も約35種類取り扱う。酒の販売免許を現在申請中で、取得次第ミカンの酒も販売予定。
県内の企業や菓子店にミカンのピールを提供し、コラボ商品も企画する。現在はいよかんパウンドケーキや焼きドーナツを試作している。
「夏場にはかんきつ類の出荷が減るため、今からコラボ商品を開発し夏場に対応していけたら。冬にはミカン、夏にはミカンの加工品を売れるよう時期によってコントロールしていきたい」と田井さん。
店の入り口には同社が独自で開発した「ミカンジュースの出る蛇口」を常設。オープン時から観光客の好評を得ているという。1杯100円。
営業時間は9時~19時。