ウェルピア伊予(伊予市下三谷)で1月19日、「高校生レストラン」の仕掛け人・岸川政之さんによる講演「高校生レストランの奇跡-まちの宝の見つけ方と磨き方-」が開かれる。
主催はえひめ地域政策研究センター(松山市宮西)。同センターでは地域のさまざまな課題について講師を交えて話し合う「地域課題研究サロン」を定期的に開催している。今回は「地域づくりをどう若い世代につないでいくか」「子どもたちが誇りに思う地域をどうつくるか」をテーマに、岸川さんの話を聞き、地域活動に取り組む県内高校生の発想を交えて地域づくりについて議論する。
講師の岸川さんは2002年、多気町役場農林商工課に在籍中、地元農産物を使い相可高校食物調理科の高校生がその調理の腕前を披露できるレストランを企画。3年後には「まごの店」として誕生し、「高校生レストラン」として話題を呼んだ。同店には1日限定250食のランチを食べに全国から観光客が集まる。
岸川さんによる講演会後のパネルトークでは、地域環境の保全活動に務める伊予農業高校希少植物群保全プロジェクトチーム、企業と連携した東温せっけんを開発した東温高校商業科、校内で水族館を運営する長浜高校水族館部の3校が活動報告を行う。岸川さんもコメンテーターとして参加する。
開催時間は13時30分~16時40分。参加無料で、定員は120人(申し込み先着順)。申し込みは電話、ファクス、メールで受け付ける。締め切りは1月10日まで。問い合わせは同センター(TEL 089-926-2200)まで。