久万高原町役場前広場を中心に5月19日、「ショパンの高原フェスティバル」が開催される。
主催は久万高原町とNPO法人「国際交流支援協会」。コーディネーターを務めたのは、同町出身で30年間ポーランドを支援してきた 同NPO理事長の松下文治さん。久万高原では国際的なイベントが行われるのは昨年に続き2回目。2年前に駐日ポーランド大使を久万高原に招いた際、「ショパンが生前好きだった高原に似ている」と言われたことをきっかけに同イベントを開くことになった。今年からは外務省の後援も受ける。
イベントでは、オープニングに駐日ポーランド共和国大使を招くほか、久万山五神太鼓や紅白餅まき、久万高原町内を世界のクイズに答えながら歩いて散策する「ワールドウオークラリー」を展開する。
広場に常設した物産展やバザーでは、ポーランドや久万高原の物産のほか、留学生の作ったエスニック料理などを販売。「ポーリッシュ・ポストオフィスカフェ」でのコーヒー注文客は、ポーランドや久万高原町の絵はがきを世界や日本に送ることができる。
特設会場ではポーランドの歴史や芸術などのドキュメンタリー作品を上映するほか、音楽やショパンの生い立ちなどが盛り込まれた教育用のゲーム「メディアパビリオン」を体験できるコーナーも開設。
久万高原長産業文化会館のショパンコンサートでは、タイのボーカリスト、フェイさんによるオープニングソングで始まり、ポーランドのピアニスト、マグダレナ・ズックさんによるピアノ演奏や「TORANOKO Performing Arts Company」によるパフォーマンスを予定する。
「昨年行ったコンサートでは会場が満席になり、立ち見で鑑賞する人もいて大盛況だった。今後も毎年続けることで海外に興味を持つ人を増やしていければ」と松下さん。「家族で体験できるようなアトラクションや催し物も用意しているので、イベントを楽しんでもらえれば」とも。
開催時間は10時30分~16時。入場無料。コンサートのチケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円(小中学生・高校生は前売り=1,500円、当日=2,000円)。イベントのスケジュールはホームページで確認できる。