松山で唯一のミニシアター・シネマルナティック(松山市湊町3)が9月27日、20周年記念イベント第2弾として石井岳龍監督特集「ドラゴンマウンテン ピクチャーショー」を行う。
全国的に映画館が閉館を余儀なくされ、松山市内で唯一のミニシアターとなった同館は今年で20年目を迎えた。
第2弾は、熱烈なファンを多く持つ石井岳龍監督を招き、トークイベントを開くほか、石井監督の3作品を上映する。
石井監督は1957(昭和32)年、福岡県生まれ。日本大学芸術学部入学後、8ミリ作品「高校大パニック」(1976)でデビュー。「狂い咲きサンダーロード」(1980)、「爆裂都市Burst City」(1982)などが熱狂的な支持を集め、「ジャパニーズ・ニューウェイブ」の急先鋒(せんぽう)となる。その後、作品を次々と発表。「五条霊戦記 GOJOE」(2000)「ELECTRIC DRAGON 80000V」(2001)、「鏡心」(2005)を経て、神戸芸術工科大学で教鞭(きょうべん)を執り始め、「生きてるものはいないのか』(2011)、「シャニダールの花」(2012)が近作。2015年5月公開予定の新作製作中。
今話題の俳優が出演する近作2作「生きているものはいないか」「シャニダールの花」と併せて、
22歳でメガホンをとり、現在もカルト的な人気を集める「狂い咲きサンダーロード」(1980)を上映する。
開催時間は14時20分~。チケット予約や問い合わせはシネマルナティックを守る会(TEL 080-6742-8508)まで。チケット料金は1日通し券3,000円(限定100枚)、1本1,100円(半券提示でトーク参加も)。