緑のカーテンで温暖化防止-松山市がヘチマとニガウリの種を配布

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 松山市環境事業推進課(松山市二番町4丁目、TEL 089-948-6437)は現在、ヘチマとニガウリの種を無料配布している。配布は、ヘチマなどツル性植物を窓にはわせて作る「緑のカーテン」を多くの人に実践してもらおうと行っているもので、昨年に続き2回目。

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 2007年から種を集め始め、昨年はアサガオの種2,900粒とニガウリの種2,220粒を各支所と同課で配布し、喜びの声が寄せられたという。今年は松山の俳人である正岡子規が死の直前、句に詠み込んだことで有名なヘチマの種2キログラムと、ニガウリの種260グラムを配布することになった。種はホームページ等を通じて一般から公募したもの。

 「この企画は家庭でできる身近な温暖化対策として2年前に当課で考案したもの。実際、この緑のカーテンを作ることで、室内や建物への日差しを遮ることができる。また、冷房の使いすぎや建物の蓄熱を抑えることができ、葉から水蒸気が蒸発する際に周りから熱をうばう気化熱の効果で温度が下がり、涼しい風を室内に呼び込むことができるので、種を持ち帰り、緑のカーテンに取り組む人たちも喜んでいる」と同課担当者の三好恵理子さん。

 配布場所は、まつやまRe・再来館(空港通1)、都市環境学習センター(朝日ヶ丘1)、環境事業推進課(松山市役所別館4階)。ニガウリは環境事業推進課のみで配布する。

 配布は5月29日まで。

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