松山の聖カタリナ大学・同短期大学(松山市北条)で10月25日、「パイプオルガン演奏会 ~フランス パリのオルガンの調べにのせて~」が開催される。
同大学の象徴ともいえるパイプオルガンは西日本屈指の規模を誇り、2001年の芸予地震の際にパイプ脱落という大きな被害を受けたが、多くの音楽愛好家や地域住民からの寄付と協力により翌年に修復された。以来、感謝の気持ちを込めてパイプオルガンの音色を学外の人にも楽しんでもらうため、大学祭行事として同演奏会が開催されている。例年、700人ほどが訪れ、毎年楽しみにしているリピーターも多いという。
今年は、同大学で初めて演奏を披露するオルガニストのジャン・フランソワ・アトンさんをフランスから招いて行う。終演後には毎年好評の「公開オルガン体験会III~楽しいオルガン入門~」も開く。
同大学の三宅さんは「パイプオルガンはホールと一体の楽器で持ち運びができないため、オルガンのあるホールでなければ演奏を聴くことができない。その数も多くはなく、本学のオルガンは四国では最大、西日本でも屈指の規模。この機会に足を運んでいただき、パイプオルガンの音色をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。
13時30分開場、14時開演。入場無料。