松山・シネマルナティック(松山市湊町3)で6月21日、映画「選挙フェス!」が上映される。
「沈黙しない春」で長編デビューを果たした杉岡太樹さんが監督、撮影、編集を手掛ける同作品は、2013年7月の参議院議員選挙に立候補したミュージシャン・三宅洋平さんの選挙活動を追ったドキュメンタリー。公示当初は政治経験が全くないことなどから、泡沫(ほうまつ)候補とやゆされる三宅さん。音楽と演説を融合させた街頭ライブ型選挙演説「選挙フェス」を行ううちに、その選挙スタイルは熱気を帯び、結果的に落選候補者最多となる17万6970票を獲得することとなる。
同館担当者の山崎はなさんは「選挙権が18歳からとなり、若者にとって政治が身近なものになっていかなければならない時。この国を担う若者に積極的に関わってほしいと思う一方、理想と現実に大きな相違があることも否めない。現状を危惧しつつ、われわれも何か行動を起こさないといけない。この上映会が、その第一歩になれば」と話す。
上映時間は13時~、18時30分~。料金は、当日一般=1,800円、同学生=1,000円、同シニア=1,100円。