生活協同組合コープえひめの店舗「コープ久米」(松山市鷹子町、TEL 089-970-1211)は6月27日、不要になった衣類の回収を行う。主催は松山市の任意団体「衣サイクル研究会」。
同活動は毎月1回、各家庭で不要になった衣類を回収し、リユース・リサイクルをして衣類を燃やさないことで二酸化炭素の発生を防ぐことを目的に行っている。
同団体代表の小池あゆみさんは「愛媛県では衣類を可燃ごみとして回収する自治体が多い。分別し、100%再利用できる仕組みはあるのに、それを市民とつなぐ仕組みがないのが現状。私たちが、市民とリサイクル業者の間に入り、家庭からの二酸化炭素排出を防ぐとともに、衣類は資源として生かせることを広く伝えたい」と活動への思いを語る。
「前回は4時間で3.8トンの回収に成功した。衣類を持ち込んだ市民からは、思い入れのある衣服をまた役立ててくれるのでうれしいという反応もある。捨てられずに不要な衣服を持ち続けている人は、ぜひこのシステムを活用してもらえれば」(小池さん)とも。
「当面はこの活動を四国全体に広めていくことで、全国にもアピールしていきたい。市民のニーズがあるということを実証し、自治体を動かしていきたい」と今後への展望を膨らませる。
実施時間は11時~15時。問い合わせは同研究会(TEL 090-9557-7594)まで。