松山のギャラリー「work of art Gallery 3ta2(ワークオブアート・ギャラリーサンタニ)」(松山市高井町、TEL 089-970-1043)は6月24日から、企画展「4人展」を開催する。
同展は、愛媛にゆかりのある4人の作家、杉浦綾さん、藤原小都さん、くわはらまりこさん、西山芳浩さんがそれぞれ違った素材を使った作品を展示・販売するもの。
「4年前から自宅の1階部分をギャラリーにして、地元で創作活動をする人たちを中心に使ってもらえるようにし、教室や企画展を開いている。今回は30~40代の作家の作品を素材の違いに注目して楽しんでほしい」と同ギャラリーオーナーの三谷恵子さん。
「杉浦さんの白と藍の古典模様が特徴的な砥部焼きの皿や、西山さんの軽く、透明感のある吹きガラスの花瓶や器など、夏を感じさせる涼しげな作品がそろった。信楽の土を使い、釉薬とストライプなどの模様を組み合わせた、飽きのこない素朴さが特徴の藤原さんのカップや小鉢などの器やシーサーや招き猫の置物のほか、鋳金を使い、いすやじょうろなどをモチーフにしたくわはらさんのシンプルで温かみが感じられるアクセサリーなど、ナチュラルで日ごろ使いやすい作品が多い」と話す三谷さん。「愛媛ゆかりの若手作家の作品を知ってもらうとともに、ギャラリーの雰囲気も楽しんでもらえれば」とも。
期間中、作家がギャラリーに在廊し、作品への思いやものづくりに対するこだわりなど、直接聞くこともできる。
開催時間は11時~17時。観覧無料。7月5日まで。(6月29日は休廊)。