生活協同組合コープえひめ（松山市朝生田町3、TEL 089-931-5201）は11月26日、第2回「我が家の野菜料理コンテスト」の最終審査をコープえひめ松山北支所で行った。

　食育活動の一環として、2回目となった同コンテストの今年のテーマは、県内産の野菜を使ったオリジナル料理。9月から1カ月余りをかけて、コープえひめ各支所、店舗、ホームページから組合員に向けて募集したところ、昨年の応募数の2倍を越える109点のレシピが集まった。

　事前審査、一次審査を経て、二次審査では選出された4人がそれぞれのレシピを実際に調理し、審査員の試食による審査を受けた。審査を務めたのは、審査委員長の愛媛調理製菓専門学校・渡邊笙子理事長、コープえひめ・大川耕三理事長、同常任理事の白川千鶴さんほか6人の理事。採点のポイントはアイデア、栄養バランス、作業手順、盛り付けなど7ポイントと多項目にわたった。

　審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは、昨年も優秀賞を受賞した今治市在住の秋山明美さんが作った「いもたき風秋野菜グラタン」。愛媛の郷土料理で、家庭でもよく作られるいもたきをアレンジしたポイントは、「山芋をすり下ろしてマヨネーズを加えたオリジナルソースを使ったこと。おばあちゃんも子どもも食べられる、コクはあるけどさっぱりとした味付けにした」と秋山さん。審査委員長の渡邊理事長からも「山芋の使い方が良かった」と絶賛された。

　最優秀賞には賞状と商品券2万円分、優秀賞の3人には同じく賞状と商品券1万円分が贈られた。今後、受賞4品のレシピについては、コープえひめ組合員の情報誌やホームページで公開する予定。