松山市総合コミュニティーセンター(松山市湊町)は7月29日、「エコアクション21の認証取得セミナー」が開催された。主催はあいおい損害保険。
エコアクション21とは、環境省の認証制度で、中小事業者でも自主的に環境配慮に対する取り組みができ、取り組み結果を「環境活動レポート」として取りまとめて公表できるもの。
同社は2009年4月に「IOI環境宣言」を公表し、地球温暖化防止、環境保全に向けた各種取り組みについてグループを挙げて推進していくなかで今回、同社愛媛支店がエコアクション21の普及を目的にグリーン化プログラムに参加することで企業経営者や代理店の人へ認証取得を支援するために同セミナーを開いた。県内では個々の企業が単独で取得しているケースはあるものの、こうした支援の下で実施するのは初めて。
同プランのメリットは「総合的な環境取り組みを容易かつ効率的に展開できる」「事業経営上の効果にも期待できる」「信頼性の向上、行政機関や大手企業が入札や取引条件とするサプライチェーン(商取引関係)のグリーン化にも対応できる」などの点がある。
「環境省が策定したガイドラインに基づき、地球環境戦略機関持続性センターが認証機関となり実施されている制度で、同様の環境マネジメントシステムであるISO14001に比べて低コストで取得・維持ができ、さらに具体化されたわかりやすい仕組みになっている。まだまだ広く知られてはいないが、同プランの特徴やメリットを生かすために、より多くの人・企業に知ってもらい、実施し、少しでも地球環境を守っていける体制作りに役立つことができれば」と三島謙一支店長。
取得金額は約15万円~35万円で、事業の規模などにより異なる。