愛媛トヨタ(松山市宮田町、TEL 089-941-5171)は現在、「タイ北部地域への物資の支援活動」を行っている。
2007年から開始された同活動は3回目。使用しなくなった衣類・布団・毛布などを一般の利用客などから集め、必要なほかの国々に贈るもの。
「当社・竹本専務の知人で日本とタイを行き来していた方との話の中で、物資支援企画が生まれた。人と人のつながりがあり、受け入れ体制もしっかりしているため、これなら確実に現地の人々の手に届けることができる。日本では、まだ十分に使えるのに捨てているものがたくさんある。それを生かすことができ、相手のためにもなる。これはぜひ実現させたいとの思いで始めた」と同社担当者の上脇玲子さん。
今回も多くの人の協力を得て集まった物資はダンボール1,512箱、布団・毛布など40袋に及んだ。7月21日、当初目標の40フィートコンテナ1台に積み込まれ、税関もすべて通過した。
「皆多くの人は誰かのために何かしたいと心の中では思っているはず。その機会の一つとしてこの活動を考えてもらえれば。わたしはタイに2年連続で足を運んだが、その度いろいろなことを考えさせられる。日本では食べ物をはじめ、多くのものに囲まれすぎ無駄もたくさん生んでいる。もっと自分の回りのものや人を大切にしていきたいと改めて気付かされる。このような体験をもっと多くの人に感じてもらえれば」(上脇さん)とも。
今年も9月には、実際にタイ北部山岳地域に出向き、物資を直接地域の人たちに手渡す。