松山郊外の砥部焼伝統産業会館(伊予郡砥部町、TEL 089-962-6600)は12月12日より、「christmas in DENSAN 2009(クリスマス デンサン)」を開催する。
クリスマスに関連する砥部焼を展示・販売する同展。期間中、100以上ある窯元で早くから伝統工芸の道を志した20代~30代の若い砥部焼作家を中心とする22人が砥部焼の「温かさを大切に、自由な発想で制作し、今まで砥部焼の枠を超えた、おしゃれでかわいらしい作品」(同館)が並ぶ。
同展は2004年、新しいファン層の拡大と砥部焼の新しい魅力を伝えるために始められた。「当初限りの予定だったが、普段なかなか手に入らないクリスマスをイメージした作品とあってお客さまからも好評で、また、各窯元からも楽しんで作ることができるという意見を聞き定番化した」と同会館担当者の濱田由紀さん。
「当館としては今後、お客さまと窯元をつなぐ役割をしていきたい。砥部焼をもっと身近に感じてもらうことで、砥部焼のファン層の拡大を図りたい。そのため、今回のような伝統工芸では以前では考えられなかった新しい取り組みを展開していきたい」とも。
開催時間は9時~17時。入館料は、大人=300円、大高生=200円、小中生=100円。
今月25日まで。