和紙塑像家・内海清美さんによるワークショップ「和紙deアート~顔だち・顔つき・顔かたち~」が12月14日、坂の上の雲ミュージアム2階ホール(松山市一番町3、TEL 089-915-2600)で開催される。
同館では4月より、第2回企画展として「『坂の上の雲』1,000人のメッセージ展」を開催している。小説『坂の上の雲』(司馬遼太郎著)を通じて得た多くの人々のメッセージを公募し、そのうちの入選以上の作品439点と、司馬さんにゆかりのある文化人、著名人などの招待作家の作品を展示。
内海さんもこの企画に賛同し、子ども時代の正岡子規とその妹・律、秋山好古・真之兄弟のエピソードにちなんだテーマを和紙の塑像作品にした“坂の上の雲”「ある日(少年時代)の主人公たち」を出品している。
「一方通行ではない、参加型の展示を目指した」と話す広報担当者。ほかにも、ナイトミュージアムとして夜のコンサートなども実施してきた。今後も、「博物館を身近に感じていただける企画を考えていきたい」(同)と意欲を見せる。
今年2回目となるワークショップでは、内海さんの指導の下、参加者全員で和紙を使って面を作る。開催時間は13時~16時。対象は小学生~高校3年生で、定員は先着30人。申し込みは電話で当日まで受け付ける。参加無料。