2010年バンクーバー五輪・スノーボードハーフパイプ種目の日本代表内定者に、松山大学(松山市文京町)の青野令選手が選ばれた。全日本スキー連盟が1月13日、発表した。
青野選手は、昨年1月の世界選手権で日本人初となる優勝を果たし、同年3月には2度目のワールドカップ種目別年間総合優勝に輝いたことが評価され、今大会の代表に選ばれた。愛媛県出身者で冬季五輪出場は初めて。
現在アメリカで最終調整を行っている青野選手は「中学生のころから金メダルを目指してスノーボードをしてきた。オリンピックの内定が出てうれしいが、大会で勝ったときの方がうれしいので、オリンピックでも勝てるように頑張りたい」とブログでコメントしている。
父親の伸之さんは「五輪では結果というよりも誰よりも高さや滑りで目立ってほしい。自分の滑りができればおのずと結果はついてくる。日本の代表でもあるが、スノーボードの代表として、スノーボードをもっとメジャーなスポーツにできるように頑張ってほしい」と話し、「よく言われる言葉だが記録よりも記憶に残る滑りをしてもらいたい」とエールを送る。
青野選手の持ち味は、世界トップクラスの高いジャンプと、そこからつながる横回転技。五輪では青野選手自身がデザインした勝負色・赤を基調としたボードで勝負するという。