愛媛県産の商品を展示・販売する「えひめイズム」(松山市大街道3、TEL 089-993-7557)は3月5日から、カフェコーナーでフードメニューの提供を始めた。
松山を中心とする愛媛県内の「潜在的・将来性の高い」農林水産物やその加工品などを、大消費地圏へ流通させるための足がかりとなる拠点を目指し、昨年12月にオープンした同店。えひめインベストメント(南持田町)、クロス・サービス(来住町)、愛媛銀行(勝山町)で構成する「感性価値コンソーシアム」が松山市から事業を受託し運営している。
「オープン当初からカフェを作り、フードメニューを提供していくという構想はあった。オープン後、次第に運営も落ち着いてきたため、3カ月経った今、フードメニューを新たに展開することにした」と同店企画担当の菅さん。
フードメニューは「稲若葉のパンケーキ」(2枚420円)、「みかんのチーズケーキ」(200円)、「子規の愛した菓子パン」(180円)、「どぶろくパン」(190円)、「宇和島の鯛飯」(1,200円)、「松山鮓」(525円)の6種類。
メニューは、同店コーディネーターが愛媛県にちなんだもの、地域の素材を使ったものという点にこだわり選んだ。中でも、正岡子規が愛した菓子パンや、夏目漱石と正岡子規が気に入っていた松山鮓のように、ストーリー性がある商品の展開に力を入れているという。
「鯛飯や松山鮓は数量限定の人気商品。今後は、店内で販売商品として扱っているアンチョビなどの食材を生かした創作料理を展開し、地産地消のメニューを展開し、県内外問わず改めて愛媛の良さを知ってもらうきっかけになれば」とも。
営業時間は10時~18時。