城山公園ふれあい広場(松山市堀之内)で4月3日、松山初の「流鏑馬(やぶさめ)」が実演される。
流鏑馬は、疾走する馬上から的に鏑矢を射る日本の伝統的な武芸で、同所でも江戸時代に行われていたという記録が残っている。
流鏑馬の実演は、4月2日~4日に開催される「お城まつり」の歴史イベントの一環として行う。史跡松山城跡三之丸跡でもある城山公園堀之内地区第1期整備の完成記念を兼ねて実演される。
当日、城山公園の馬場跡に特設会場を設け、代々徳川将軍家の師範役を務めた「小笠原流」の皆さんが、古代衣装をまとって、馬上から矢を放ち的を射る姿を披露する。
内容は奈良時代の装束の射手2人が円形の的を射るもの、鎌倉時代の狩装束の射手3人による古式、江戸時代の平装束の射手11人による騎射挟物式の3種類の実演を行う予定。
「昔の文化を実演することで松山の歴史にふれるきっかけになってもらえれば。また、城山公園のPRにもつながるように」と松山市役所公園緑地課の栗田正芳さん。
完成記念式典=13時~、流鏑馬=13時30分~。雨天決行。問い合わせはお城まつり実行委員会 (松山青年会議所内 TEL 089-941-0194)まで。