松山東雲短期大学(松山市桑原3、TEL 089-931-6211)で8月10日、「潜在的有資格者再就業支援研修」が行われた。
同研修は、「2010年度潜在的有資格者等養成支援事業」の一つとして愛媛県から委託を受けて、介護や福祉の資格を持ちながら就労していない人を対象に、基礎知識を学んだり、再就業の支援を行なったりすることを目的に研修を行ったもの。
「介護や福祉の資格を持ちながら、就労していない人が多いのが現状で、そのため現場では人員不足が深刻化するなど、その問題が課題となっている。それらの解消を図るために国が緊急対策として再就労するための研修を開催しており、介護系の学部を持つ本学も協力してこの研修が実現することとなった」と同大学生活科学科介護福祉専攻の水野さん。
当日は「介護に疲れたら…」「健康で働くための精神的ケアを学ぶ」「福祉機器を使ってラクラク介護」などをテーマに講演やワークショップを行った。
「介護の現場は、技術・制度・支援の考え方などが年々変化しているため、現状の最新情報を提供する必要があると考えている。新しい情報もどんどん提供していって、介護の現場でやりがいを持って働く人を増やしていくためのお手伝いができれば」(水野さん)とも。
9月9日には同事業の一環として、介護や福祉に関心をもつ高校生、主婦、ボランティアや地域の人を対象に「介護サービスチャレンジ教室」を開講し、基本的な介護の技術や知識を習得するための研修を行う。
開催時間は、10時~16時。定員50人。参加無料。問い合わせは同大学・清水さんまで。