松山市民会館(松山市堀之内、TEL 089-931-8181)中ホールで8月28日・29日、舞台「八月のアリス」が上演される。同舞台は、市民劇団「劇団イリュージョン」(道後多幸町7)の25周年を記念した夏公演。
「もともと劇団活動をしていたが、自分で書いたものを創りたいとこの劇団を立ち上げた。25年間、一度もスピードを落とすことなく走り続け、オリジナルミュージカルからギリシャ悲劇まで、いいものを創るための努力は100%惜しまず、一流を目指して舞台を創り続けてきた」と同劇団代表の井上佳子さん。
同劇団は1986(昭和61)年、愛媛県在住者50人によって創立され、井上さんのオリジナルミュージカル「吸血鬼 in Japan」の上演で幕を開けた。創設以来毎年公演を行っており、これまで55公演・公演回数は142ステージに及ぶ。
「『八月のアリス』は記念公演にふさわしく、過去から現代へそして未来へと問いかける物語。戦争と平和、愛と犠牲、家族の絆を描き、面白さと美しさ、そしてユーモアとメタファーに彩られた魅力満載の舞台となった」と井上さん。
「不況で不幸なニュースが飛び交う世の中だが、公演を見て、満たされた楽しい時間を過ごしていただきたい。そして、生きていく勇気になってもらえれば」「演劇には、若い人たちと年輩のスタッフ、そしてファンの皆さまの力を結集することが欠かせない。これからも時代の流れを見据え、観客の要求と劇団の実力を考えながら、自分の夢に挑戦し続けたいと思う」とも。
開演は、28日=19時、29日=13時30分・18時30分。入場料は、大人=前売り(2,500円)・当日(3,000円)、小人=前売り(1,500円)・当日(2,000円)。問い合わせは同劇団(TEL 090-6285-9122)まで。