フジグラン松山がリニューアル-幅広い世代をターゲットに3割の店舗が新規導入

フジグラン松山のメーンファサード

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 松山の大型SC「フジグラン松山」(松山市宮西1、TEL 089-922-8111)が2階~4階を改装し、3月3日にリニューアルオープンする。

2階婦人のフロアの様子

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 1989年開設の同館は、2003年以来8年ぶりの大規模な改装を行う。生活館2階~4階のフロアでは、婦人・紳士・子どもの性別・年齢別に売り場を分け、幅広い年齢層が利用できるようテナントの約3割を新規導入。さらに、床を全面改装し、売り場を見やすくするため以前より通路を広くした。リニューアル面積は2~4階を合わせ約4,538坪で、投資総額は6億円。通年で15%アップの売り上げを見込む。

 フジの総合企画部の桝本さんは「開設当初からの利用客とともに利用する年齢層も上がり、近年は40~50代の年齢が中心だった。若い世代に人気のテナントを配置することで、利用世代の幅を広げ、これまで利用していたお客さまにも若々しい服装の提案ができれば」と話す。「フジグラン松山のある味酒地区は人口が多く、味酒小学校は児童数と児童増加率が高い。新しいマンションも増加し、定年を迎えた方がこの周辺地域に移り住む傾向にある。近隣の人により利用してもらえるSCにする必要があった」とも。

 1階にはファストフードの「サブウェイ」が新規オープン。2階は婦人のフロアとして、テナントを増やし、売り場を直営店とテナントで分け、さらに世代別・アイテムごとに分けた。「レプシィム ローリーズファーム」「Green Parks fuuwa」「STUDIO CLIP」「SHOO-LA -RUE」「DOSCH」「AMO’S STYLE」「GRAN SAC’S」などが新たに出店する。

 3階は紳士・スポーツ・ファミリーのフロアとして団塊ジュニアの30代のファミリーや団塊世代をターゲットに、「Right-on」「ABC-MART」「Piedo」「茶帽子」「BRICK HOUSE シャツ工房」「TAKA:Q」のほか、四国初上陸の「流儀圧搾」「SILVER BOX」やユニクロから生まれたブランド「g.u.」などが新規オープン。実用品から服飾関係の紳士関連品までを幅広く取り扱う。

 「女性が子どもや夫のものをまとめて買うという時代に合わせ、肌着は婦人・紳士・子どものものをまとめた売り場だった。近年では自分のものは自分で選んで買う傾向にある。服や下着など紳士関連品をそのフロアでまとめて購入できるような配置にした」と桝本さん。「団塊世代のお客さまも多いので、百貨店と比べ手頃な価格で高品質なものを提供していく」

 4階は子ども関連とくらしのフロアとして、マタニティから子ども服、玩具などを取りそろえる。「クラフトハート トーカイ」「はんこ・印刷の大谷」「天然石・キャッツアイ」などの専門店や四国初上陸の子ども服「apres les cours」、知育玩具の「ボーネルンド」などが新規出店。同館西側の2010年3月に移転した「フィッタ松山」の跡にはアミューズメント施設「ナムコ」と室内遊園地「Yukids Earth」が展開する。

 営業時間は9時~23時(2階~4階は21時まで)

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