四国観光協会連合主催の「第3回四国観光検定」の合格者が1月23日に発表になり、合格者213人に名前入りの「四国観光達人」の認定証が交付された。
四国観光検定は四国の自然・歴史・文化などの幅広い分野にわたり、豊富な知識を持った人材育成と観光客の受け入れ態勢の整備を目的に、毎年実施されてきた。
昨年12月14日に実施した試験では、四国内外から632人が受験し、213人が合格となった。平成20年度の合格者数は213人で、平均年齢は50歳。合格者数を上位の県別でみると、1位=徳島(67人)に次ぎ、2位=愛媛(59人)、3位=香川(58人)、4位=高知(18人)ほかとなっており、20~71歳の幅広い年齢層となっている。
こうした傾向について、愛媛県観光協会の山岡恵美子課長は「リタイアされて時間的に余裕があり、観光やボランティアなどに関心の高い方が多いのでは」と分析する。
平成18年度より3年間実施し、合格者総数は1,080人までに達した「四国観光検定」だが、来年度から一時中止となる。
今後は、「資格をいかしたいという合格者からの希望もあり、フォローアップとして、観光エキスパートの講演会や実地研修、合格者同士の交流などを行い、より一層の観光推進に役立てたい」と山岡さん。