松山に水産会社が経営するイタリアン「網元イタリアン ken Shiozawa」(松山市空港通り1、TEL 089-972-8886)がオープンして1カ月が過ぎた。
席数は40席。同店は北藤原にある居酒屋「居魚屋網元」の2号店で、経営は南予の水産会社。水産会社が経営している利点を生かし、両店ではとれたばかりの魚介類を使った料理を提供している。
同社では南予の海でムール貝を養殖しており、同店で提供する料理もムール貝に力を入れている。全国でも国産のムール貝は珍しいという。
メニューは「自家養殖ムール貝のワイン蒸し」(900円)、「ムール貝のペペロンチーノ」(950円)、「ムール貝のリゾット」など。ランチメニューは日替わりパスタ、スープ、サラダ、ガーリックトースト、デザートの「パスタランチセット」(980円)。水曜の「ムール貝のぺペロンチーノ」は固定で、ほかは約10種類のパスタがランダムで登場する。好きなパスタの日に来てもらえるよう、来店客には「日替わりパスタの今月の献立」を渡す。
料理長の塩沢研さんは「水産会社直営店なので、魚介類が新鮮で、ボリュームもあり、安く提供できる。ムール貝などなじみのない方も多いと思うが、気軽に利用してもらえる店を目指したい」と話す。
営業時間は11時30分~14時、17時~23時。月曜定休。