大和屋本店(松山市道後湯之町)で10月20日、「えひめスイーツコンテスト2011」の最終審査・表彰式が行われ、「パティスリーミカンカフェ」(松山市越智町)オーナーシェフの永尾彰英さんの作品「花蜜柑(ハナミカン)」がプロ部門グランプリに選ばれた。
えひめ愛フード推進機構が立ち上げた「愛媛スイーツプロジェクト」の一環で開催する同コンテストは今年で3回目。プロジェクトは、県産農産物を使ったスイーツを「えひめスイーツ」として県内外へ発信し、その認知向上を、農産物そのもののブランド化や消費拡大につなげることを狙いとしている。
7月1日~9月5日の応募期間で、今年はプロ部門68作品、アマチュア部門97作品、学生部門238作品が集まり、9月に書類審査、10月20日に試食審査を行った。審査員は愛媛県出身のパティシエ・和泉光一さん、「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフの鎧塚(よろいづか)俊彦さん、フードマイスター・西尾智司さん、フードコーディネーター・平岩理緒さんらが務め、賞を決定した。
学生部門では河原パティシエ・医療・観光専門学校・今井芳紀さんの「くりとかぼちゃのバルケット」、アマチュア部門では介護福祉士・能田多佳子さんの「とまちぇりぃ」が金賞を受賞した。
プロ部門グランプリを受賞した永尾さんは「3回目の挑戦で金賞を受賞できて大変うれしい。おいしいお菓子を作りたいという一心で頑張ってきた。これからも愛媛のお菓子を作っていきたい」と話す。
同機構は受賞した作品はホームページや各種メディアを通して紹介していくとともに、商品化や販売支援も予定している。