松山の中心市街地に2月1日、自転車専用小規模分散型駐輪場が期間限定で設置された。実施主体は国土交通省松山河川国道事務所と松山市。

　駐輪場は、四国電力松山支店前（湊町6）の国道56線沿いに3カ所17台分、松山銀天街商店街内の空き店舗（湊町4）に20台分を設置。

　「新松山市自転車等利用総合計画（松山市自転車マスタープラン）」に基づいて実施される同事業。松山市は1999年度に2010年度を目標とする「松山市自動車等利用総合計画」を策定。この10年間で効果の上がった施策を継承し、今後10年間で効果的な施策を展開するため、新しい計画が策定された。

　計画では建築物所有者に対す規模に応じた駐輪場の設置責任を求める附置義務制度の見直しや小規模分散型駐輪場の整備を促進するため、民間駐輪場の見直しが施策される。施策の検討は短期、中期、長期の目標時期を設定し、実効性を高める。

　同事業担当者は「今回はあくまで立証実験で、利用者の反応で路上駐輪場が好評であれば今後整備することも検討していく。中心地部内がどこでも駐輪しやすい環境が形成され商店街利用者が増え経済効果が生まれればそれも一つの結果」と話す。

　利用時間は9時～20時で、駐輪する時間は1回あたり2時間以内。無料。今月29日まで。