松山・大街道に3月2日、「ピッツェリア エ・トラットリア ダ・ボッチャーノ」(松山市大街道2、089-934-0909)がオープンした。
席数は約80席。伊予鉄高島屋内(湊町5)にある、「サンタ・サンタカフェダイニング」や「マルデナポリ」(衣山1)、「トスカーナの休日」(古川北)などの経営を手掛けるタケシカンパニー(大街道)が経営する。
同社総料理長を務める矢野浩一さんは、昨年秋イタリア・ナポリの名店「ピッツェリア フィグリア デル プレジデンテ」で1カ月の修業中に開催されたピッツァワールドカップに出場。ファンタジア部門で優勝を果たした。同店では世界一になったピザも提供する。店名の「ボッチャーノ」は「坊っちゃん」から名付けた。
矢野さんは「今までのイタリアンの店では日本人向けに和のテイストも入れていたが、当店では和を除き、生粋のイタリアメニューのみ取り入れている。添加物は一切使わず、瀬戸内海など愛媛県産の食材を使用し、地産地消にもこだわった」と話す。
1階はオープンキッチンでピザ窯を設置。地下1階にはワインセラーも特設。100種類のワインを見て選ぶことができる。
提供するピザは約30種類。「マリナーラ」(900円)、11種類の「マルゲリータ」(980円~)のほか、矢野さんの修業先「プレジデンテ」の人気メニュー揚げピザ「プロシュートコット」(1,780円)、矢野さんが大会で作ったピザ「カンピオーネ」(1,880円)など。カンピオーネはモッツェレラチーズを冷凍せず、新鮮なままイタリアから取り寄せているという。
「昼と夜でテーブルクロスのカラーを変えている。来店してもらう人に昼夜で違った雰囲気を楽しんでもらえたら」と矢野さん。「今後、松山を代表するトラットリアにしていきたい」とも。
営業時間は、平日=11時30分~15時・17時~23時(金曜は24時まで)、土曜・日曜・祝日は11時30分~16時・17時~24時。月曜定休。