松山のギャラリー「アートギャラリー風」(松山市湊町4、TEL 089-921-8750)で11月22から、絵画展「日本画・高須賀満作品展」が開催される。
今治在住の高須賀満さんは、1925(大正14)年生まれの88歳。終戦後、20代のころから診療放射線(レントゲン)技師を職業としながら、日本画家だった父の残した画材を使い独学で制作をしてきた。技師の仕事は2004年まで続け、その間にも地元公募展での発表を中心に活動し60年の歳月を数える。
愛媛県展や公募「地展(地域を描く美術展)」に連続出品し、「地展」では第1回から20年にわたって出品した実績で「地域文化功労賞」を受賞した。
人生で初めての個展となる同展は、結婚60年になることから協力してくれる妻への感謝の気持ちを込めて「いい夫婦」の日に合わせて開催。日頃から親しんでいる風景などをモチーフにした作品を展示する。
同ギャラリー代表の粟島さんは「高須賀さんの作品は繊細な筆致で描かれた情感あふれる日本画。妻と共に60年、仕事と趣味を両立し、才能を開花させた高須賀さんの作品と人生を感じてもらえたら」と話す。
開催時間は11時~18時30分(最終日は17時まで)。入場無料。今月27日まで。