松山の老舗和菓子店「中野本舗」が刷新-若者向けにカジュアルさ追求

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 松山・大街道の「中野本舗大街道本店」(松山市大街道1、TEL 089-958-3355)が7月10日、リニューアルオープンした。

新商品「ウスズミキューブ」(ショコラ・キャラメル・クラシック=9個入り各378円)

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 江戸時代から続く老舗の同店。素材と製法にこだわって引き継いできた銘菓「薄墨羊羹」は松山でおなじみ。今回、20~30代の若者をターゲットにリニューアルし、新ブランド「餡(あん)ファン」も発表した。

 リニューアルで店舗はモダンなデザインに。商品購入後、店内にある8席の休憩スペースでお茶とお菓子が無料で振る舞われる。総合企画室室長の中野恵太さんは「若者が気軽に立ち寄れ、より餡(あん)に親しみが持てるような開放感のある店づくりを目指した。休憩スペースには、従来からあるお客さまのおもてなしを引き継ぐために設けた」と話す。

 新ブランド「餡ファン」は「日本の餡(あん)をもっとカジュアルに食べてほしい」と2年がかりで考案したもの。ポップでカラフルなデザインの巻紙が商品を彩る。

 中野さん「おすすめ」の新商品3点は和と洋を組み合わせた新テイスト。生キャラメルにヒントを得て濃厚な味に仕上げた一口ようかん「ウスズミキューブ」(ショコラ・キャラメル・クラシック=9個入り各378円)、スフレに餡をのせた「スフレ餡」(黒ごま×白あん、抹茶×つぶあん、チーズ×粒あん=1個180円)、伝統の製法で作られた餡ペーストで、トーストなどにつけて楽しむ「あん美」(1瓶=473円)。

 今後は、「クリスマスやバレンタインデーなどのイベント、季節ならではの食材に柔軟に対応していけるように考案している」と中野さん。

 営業時間は10時30分~19時。元日定休。

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