松山・一番町に「ハノイカフェ」(松山市一番町、TEL 089-933-1811)がリニューアルオープンして1カ月が過ぎた。
店舗面積は23坪で、32席を用意する。ベトナムをイメージした店内は、代表の白木秀幸さんが直接ベトナムに行って買い付けた雑貨や布で彩られている。
もともと同店は松山市ビルの4階で14年間営んできたが、「食事を中心に提供したい」と1階に出せる場所を1年半かけて探し、同所に移転した。「この通りは料理としての有名店が多く、なかなか入れなかったが、知り合いが店を閉めるという情報を聞き譲ってもらった」
メニューは約50種類。「海老入り生春巻き」(760円)、国産の米粉で自家製した麺を使う「牛肉のフォー」(890円)、「八幡浜産“浜千鶏”の炙(あぶ)り焼き」(1,480円、ハーフ=790円)など。ベトナム料理は香りや調理法に生ハーブを使う。ハーブも松山で育てている人や庭で栽培したものを使うなどしている。調味料なども自家製のものを使うなど、食材にこだわる。「タイやベトナムに旅行に行ったり、住んでいたりした方の来店が多く、本格的な料理を楽しんでほしい」とほほ笑む。
季節メニューとしては「ベトナム式鶏きのこ鍋」(1人前=1,280円)を提供する。「ベトナムの鍋は味付けがあっさりとし上品で、ハーブの使い方もうまい。食べ方も別皿で麺が出てくるなど異なるので、楽しんでほしい」と語る。「今後も季節に応じて旬なもの、東南アジア風の料理を増やしていきたい」とも。
アルコールは一般的なものをはじめ、生で提供するのは西日本で2店しかないという「タイガービール」(680円)やベトナム焼酎(650円~)など。
営業時間は18時~翌2時(日曜・祝日は翌1時まで)。