愛媛県内の祭りやイベントを紹介する雑誌「えひめイベントBOX」の2014年版が4月4日、発行された。発行元は「えひめ地域政策研究センター」(TEL 089-926-2200)。
34年ほど前から毎年1回発行している同誌。県内各地のイベントを地域別に集めた「ピックアップイベント」や1年分のイベントカレンダー、特産市ガイド、湯あがりガイド、毎年テーマを決めた「特集」を掲載する。
35号目となる今回は、約1000件のイベント情報を掲載。これまでのアンケートでの声に応え、フォントサイズやカラーなどをユニバーサルデザインに配慮したものにした。ページ数は144ページ。
「ピックアップイベント」には県内20市町各ページに「センターおすすめイベント欄」を設けており、センターの職員が1年かけ約10人が直接取材に行き、地域活性につながるイベントを取り上げている。イベント概要だけではなく、発祥の経緯や地域貢献の役割なども掲載。「外部の人が知らないようなマイナーな情報も取り上げている。これを機会に知っていただければ」と同センター研究員の岡田さんは話す。
特集は「水辺で癒す えひめの『海・川・池・泉・湖・滝』」をテーマに、愛南町の宇和海海域公園や伊予市の夕やけこやけライン沿い、上島町の松原海水浴場など県内59カ所を紹介する。紙面の中で同時に関連イベントも紹介するという工夫も凝らす。
「毎年アンケートを行っているが、早くからイベント情報を知ることができるので出掛けるのに役に立つなどの声をもらっている。冊子に使用するイベントに合わせて表情や服装が変わるキャラクターは子どもにも人気。家族でも楽しんでほしい」とほほ笑む。
先着500人まで無料配布し、電話でのみ受け付ける。受付時間は平日8時30分~17時15分。販売は行っておらず、市役所などの公共施設に閲覧用として設置する。詳細はホームページで確認できる。