松山・ミニシアターシネマルナティック(松山市湊町3、TEL 089-933-9240)で11月2日、愛媛県西予市・遊子川地区を舞台にした地域PRムービー「食堂ゆすかわ」上映会が行われる。
同地区は高齢化率53%の限界集落。「このまま何もしなければ、地域が立ち行かなくなる」と危機感を抱いた地区住民たちが、映画で地域を盛り上げようと映画製作に乗り出した。
同作は特産の高地栽培トマトをモチーフに、秋から冬、春にかけての美しい遊子川の風景と、そこに生きる人間模様を描く。「愛媛県の山あいにある遊子川地区は、トマトが特産という以外これといって何の特徴もない山里。若い人は町へと出ていき、地区の人口は減る一方。同店で働く春子は、自分の作るトマト料理で地区の人々を笑顔にすることを生きがいにしていた。そんなある日、診療所に新しい医師・黒瀬が赴任してくる…」。地域の老若男女62人が出演する約80分の手作り映画となる。
同日は劇中に登場するピザを、特注ピザ釜で焼きたて販売も行う。本作料理監修の三津浜FLOR徳永シェフによる、パスタ「ユスカワーナ」も。西予市から「せいよ部マネジャー」と「せい坊」が応援に駆け付ける。
上映時間は1回目=10時30分、2回目=14時、3回目=18時。入場無料。
お問合せは遊子川地域PR映像製作実行委員会事務局(TEL 0894-85-0111)まで。