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松山・萬翠荘でフラワー工芸展―造花で震災の衝撃を表現

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 松山・萬翠荘(松山市一番町3、TEL 089-921-3711)で現在、「渡邉 篤子個展 ~アーティフィシャルフラワーの世界~」が開かれている。

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 今治市出身の渡邊さんは、マミフラワーデザインスクール(東京都大田区山王2)卒業後、現在オートクチュールフルールの講師を務めている。

 アーティフィシャルフラワーは、生花をリアルに再現した造花。作品数は10点で、ドライフラワーや和紙、プリザードフラワーなど、今まで培ってきた技術を合わせた作品を展示する。

 同展では、東日本大震災や広島の土砂災害など、渡邊さんがメディアを通して見た衝撃を、震災のイメージであるがれきの山から、流木や磯外とアーティフィシャルフラワーを組み合わせて表現。渡邊さんは「作品を通じて平和や愛について感じてほしい」と話す。

 作品はこれまで、海外での受賞のほか、兵庫県立美術館、東京都美術館、国立新美術館で個展を開いてきた。作品「祈り~White Lejend~」は、数々の賞を受賞している。会場には2014日本美術評論家大賞(工芸部門)作品の「マーメイド(命のしずく)」も展示している。

 開催時間は、10時~17時30分(最終日は16時まで)。入場無料。期間中は渡邊さんも在廊する。今月9日まで。

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