和光会館(松山市緑町1)で6月13日・14日の2日間、「第1回松山ブックマルシェ」が開催される。
老舗古書店が閉店していく松山で、古本文化を盛り上げたいと市内の古書店有志・古本好きが集まって2015年2月、同イベント実行委員会を結成した。代表は20代で古書店の店主を務める浮雲書店(柳井町)の武井裕章さん。
同イベントは年間で数回行う予定で、古本即売と本や物語にまつわるものを出店することをコンセプトにしている。
今回は西条、高松、高知、神戸など松山市内外の古書店が16店出店予定で、約1万点の古本が並ぶ。飲食店はコーヒー、スイーツ、ドイツパンなど7店、雑貨・物販店は古道具、古文房具店、リトルプレスなど7店が出店予定。出品は全て本や物語に関係するものに限定している。
広報担当者は「小説に出てきそうなコーヒー、物語をイメージしたバッグ、小説作家が愛用していたような古文具が、古本と並んで販売される。古本の即売会だけでなく、一つのマルシェ(市場)のような雰囲気を感じてもらえたら」と話す。「かつて古書店に足を踏み入れた時に感じた未知の世界に触れるワクワク感を新しい形で松山の人々に伝えられたら」とも。
開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。