松山の産科婦人科「ばらのいずみクリニック」(愛媛県松山市和泉南1)が、愛媛の医療系施設としては初めて、グッドデザイン賞を受賞した。
かつてバラ園があった場所にある同クリニックは、土地の記憶の継承や、クリニック内外に植えている「ばら」の成長とともに命あふれる「いずみ」となるよう願いを込め、名称が決定された。設計者である黒田潤三さんには、患者や地域の方々、クリニックスタッフの全員が居心地のよい空間を作ってほしいと依頼したという。
同クリニックの小泉幸司院長は受賞について、「はじめはあまりピンとこなかったが、愛媛の建築・施設では3件目、医療系では初と聞き、ありがたい賞を頂いたと非常にうれしく感じた」と話し、「この賞に恥じぬよう、全スタッフでさらに1段階上の診療技術や接遇を目指して努力し、誠実な産婦人科医療を行っていきたい」と意気込む。
「2015年度グッドデザイン賞受賞展」は10月30日~11月4日に東京ミッドタウン(東京都港区)で開催される。開催時間は11時~20時(初日は13時~、最終日は17時30分まで、入場は閉館30分前まで)。入場料は1,000円。