道後放生園周辺(松山市道後湯之町)と松山総合公園(松山市朝日ヶ丘1)で1月28日・29日、ツバキの花をテーマにしたイベント「つばきでおもてなし」が開催される。
松山市の市花であるツバキの花を、町のシンボルとして再認識してもらい愛着を持ってもらおうと企画した同イベントは今回が初めて。
市花は1972(昭和47)年、市民のアンケート結果と役員会で決定した。市内の山野などに自生しているほか、過去に同市で「全国椿サミット」が開催され盛り上がりを見せたこともあり、「市民に親しまれている花」とされている。
28日は道後放生園周辺で128本のツバキの苗を無料配布するほか、周辺の足湯や商店街でツバキの花の香りの演出、道後地区に咲いているツバキを巡りながら街を歩く「道後温泉つばき巡りウォーク」(定員=60人)を行う。ウォーク参加者には記念品を進呈する。
29日は、約500種のツバキの花が咲く松山総合公園内「椿園」で、子どもを対象にツバキの花びらを使ったペアストラップ作り「親子で作ろう 椿オリジナルぺアストラップ」(定員=子ども100人、参加無料)を行うほか、ツバキ油で揚げた旬の野菜の天ぷらやツバキ茶を提供する「椿と暮らす・冬編『椿油の天ぷらと椿茶』」(参加費=500円予定)を開く。
両会場ではスタンプラリーも行い、全てのスタンプを集めた人は「坂の上の雲ミュージアム」「子規記念博物館」へ無料招待する。スタンプカードは両会場で配布する。
同イベント担当者は「最近、大学生を中心にツバキの花の香りを生かしたプロジェクトをよく目にするようになった。花としてのツバキだけではなく、多方面からツバキの花をPRし、より愛着を持ってもらえる市花になれば」と話す。
開催時間は、道後温泉つばき巡りウォーク=9時30分~12時30分、椿オリジナルぺアストラップ作り=10時~12時(予定)、天ぷらやツバキ茶提供=13時~15時。