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松山・道後に「飛鳥乃湯泉」 「新たな温泉文化を発信する拠点」に

湯屋は飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観が特徴

湯屋は飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観が特徴

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 松山・道後に9月26日、道後温泉の別館として「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」(松山市道後湯之町、TEL 089-921-5141)がオープンする。

椿の花に今治タオルが用いられた、個室休憩室「椿の間」

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 新たな温泉文化を発信する新施設として、昨年7月に着工し開業の準備を進めてきた同施設。「太古の道後」をテーマにした湯屋は飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観が特徴で、1階に大浴場や露天風呂、2階に特別浴室と大広間を含む6部屋の休憩室を備える。

 源泉かけ流しの「温泉による癒やし」と、愛媛の伝統工芸品を生かしたアートによる「感性の刺激」をコンセプトにした屋内は、「伊予かすり」を用いたのれんや、「砥部(とべ)焼」の陶板壁画、「媛ひのき」を使ったデコラパネルなど、「伝統の技」がエントランスをはじめとする各所にちりばめられているという。

 2階の特別浴室は、道後温泉本館にある皇室専用浴室「又新殿(ゆうしんでん)」を再現したものと、道後に足を運んだ天皇ゆかりの文様を天井画で表現した現代版アレンジのものの2部屋がある。室内では、「湯帳(ゆちょう)」と呼ばれる当時の浴衣を着たり、部屋に併設した浴槽に漬かったりして古代の入浴体験ができ、家族風呂としての利用も可能。

 「椿(つばき)の間」をはじめとする5部屋の個室休憩室は、道後温泉にまつわる伝説を表現した室内となっており、各部屋でエピソードや表現に用いられた伝統工芸が異なる。

 利用料は、「1階浴室(1階浴場入浴のみ)」コース=大人600円、小人300円、「2階大広間(1階浴室入浴と大広間休憩室の利用)」コース=同1,250円、同620円、「2階個室(1階浴室入浴と個室休憩室の利用)」コース=同1,650円、同820円、「2階特別浴室(1階浴室入浴と特別浴室の利用)」コース=1組2,000円に加え同1,650円、同820円。利用時間は1時間まで(2階特別浴室コースは1時間20分)。

 営業時間は7時~22時(1階浴室は23時まで)。

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