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松山市内で冬至の日に「ん」の付く野菜のお弁当 愛媛県産の冬野菜ふんだんに

健康促進と運気上昇の願いを込めた、冬野菜たっぷりの「運どん弁当」

健康促進と運気上昇の願いを込めた、冬野菜たっぷりの「運どん弁当」

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 松山中央青果商業協同組合(松山市久万ノ台)は、「ん」の付く冬の地元野菜をふんだんに盛り込んだ冬至限定弁当を開発した。

 一年で最も昼が短くなる冬至には、古くから「運盛り」として「ん」が付く食材を食べることで縁起を担ぐ風習がある。中でも「南瓜(なんきん)・れんこん・にんじん・ぎんなん」をはじめとする7つの食材は「冬至七種」と呼ばれ、寒い冬を乗り切るための栄養が豊富に含まれているため、冬至に食べると病気にかからないといわれてきた。

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 12月13日に松山市中央卸売市場(松山市久万ノ台)でお披露目された弁当は「運どん弁当」と名付けられ、冬至七種をはじめ、健康に配慮した「ん」が付く愛媛県産の冬の食材で彩られている。

 「運どん弁当」は、全国青果物商業協同組合連合会(東京都千代田区)が冬野菜の販売促進活動として立ち上げた「運どん」事業の一貫として、愛媛県が独自に開発したもの。

 厚労省が推奨する1日の野菜の目標摂取量は350グラムだが、調査によると愛媛県の野菜摂取量は、男女共に全国平均値の男性284グラム、女性270グラムを下回っているという。

 レシピの監修に携わった愛媛大学農学部の垣原登志子准教授は、調理方法を工夫することで「銀杏とれんこん入りさつまあげ」「大根もち」「人参入りキッシュ」「金柑パウンドケーキ」など、1日の野菜摂取目標量の2分の1に当たる175グラムの野菜をたっぷり使った、9品のメニューを作り上げた。

 松山中央青果商業協同組合の矢吹英之さんは「愛媛県の野菜摂取量は、残念ながら全国的にも34位と非常に低い水準(2018年カゴメ調べ)。今回企画した『運どん弁当』では、1食で1日摂取目標量の約半分の野菜を摂ることができる。野菜は調理方法を工夫することでたくさんの量をおいしく食べることができるので、この弁当が野菜を使ったメニューを考えるヒントになればうれしい。体調を崩しやすい冬の時期、普段野菜不足になりがちな若い方はもちろん、受験生やお年寄りもぜひ食べて元気に冬を乗り切っていただきたい。来年以降もこの『運どん』の取り組みを続けていきたい」と話す。

 価格は1,180円。冬至の12月22日限定で、松山市近郊約50店舗のスーパーなどで販売する。

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