三津浜商店街をメイン会場に3月2日、「三津(32)の日」イベント「瀬戸内国際ひままつり」が開催される。
松山市の西部に位置する三津浜エリア。「三津(みつ)」の語呂にちなんで制定した「三津の日」に合わせ、2014年から行っている同イベント。行政が主催するシンポジウムに合わせて、イベントを企画した。3月2日や20日に近い週末などを選んで開催しており、毎年約1500人が訪れている。
第1回の「三津の日」には、何か三津らしい面白いことをと、商店街に長さ約50メートルのテーブルを設置。地元の洋食店「AKARI」(松山市住吉2)が魚介のスープを提供し、集まった大勢の人で一斉に食べる企画を行った。
2回目以降も毎回趣向を凝らし、「勝手にえひめ国体応援企画」をコンセプトに、見たことのないユニークな競技を楽しむ「三ツ輪ピック」や、「ロマンス」をテーマに戦前から現代までの恋文を商店街で展示する「机の奥にしまったラブレター展」などを開催してきた。
6回目となる今年は「すべてのヒマジン、平和な三津に集まろう!」をコンセプトに、飲食、雑貨、農産物、マッサージなどの店が出店するほか、「道端で囲碁や将棋をする」「大きな布を四方八方からちくちく縫う」「言葉をつないで商店街の路上に延々としりとりを書いていく」「春のお花に厄を移して宮前川に流す」など、さまざまな「暇つぶし」を用意して会場を盛り上げる。
三津浜クリエーターズ副代表の田中章友さんは「古くから松山の玄関口として栄えた港町、三津には、雑多なもの、さまざまな人を受け入れてきた歴史がある。三津といえば、最近では三津浜焼きや夏の花火大会で知られるが、そのほかにも新しい動きをしていきたいと考えている。今回の『三津の日』も、『国際』と銘打ったからには、こぢんまりとしたイベントで終わらせるつもりはない。志は高く持ちたいと思っている。独特なムードで、誰が来てもそれぞれの楽しみ方ができるお祭りだと思うので、『暇』な人はぜひ来ていただければ」と話す。
開催時間は10時~16時。