サイボウズ松山オフィス(松山市二番町3)で6月5日、中四国初開催となる「kintone」の公式ユーザーズイベント「kintone hive」が開かれた。
業務改善に役立つビジネスアプリ作成クラウド「kintone」のサービスを提供するサイボウズ(東京都中央区)は、1997(平成9)年に松山市で創業。グループウエアなどを中心に「『チームで働く』をもっと楽しく」するためのさまざまなサービスを提供している。
「kintone」はプログラミングなど開発の知識がなくても、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でチームに必要な情報共有システムを作成・管理できるプラットフォームで、2011(平成23)年にサービスの提供を開始した。2018(平成30)年9月には利用企業数が1万社を超え、東証1部上場企業の6社に1社が活用している。
「kintone hive matsuyama vol.1」では、「kintone」を導入しているユーザー4社が、業務改善プロジェクト成功の秘訣(ひけつ)や活用のこつなどをそれぞれの視点で解説しながら、ノウハウやアイデアを交換。3人のデベロッパーによる応用事例の紹介も行われ、新たなヒントを発見する機会として活用された。
サイボウズカスタマーリレーション部の久保正明さんは「今回のイベントには、ユーザーの中でも『kintone』のことが好きで熱心に活用してくれている方が、予定の定員を上回る80人以上と多数集まり、大変盛り上がった。大企業や都市部などでは多く活用していただいているが、地方ではまだまだ認知度も低く、利用も少ない状況。『kintone』を活用することで、組織内のコミュニケーションがスムーズになり、働き方改革につながっている事例も多い。ユーザー主催の小規模なイベント『kintone Café』なども開催されているので、興味がある方は気軽に参加してみてほしい」と話す。
次回の「kintone Café 愛媛 Vol.13」は7月6日13時30分から開催。参加無料。参加申し込みはホームページで受け付ける。