松山市内のコワーキングスペース「マツヤマンスペース」(千舟町5)で7月26日、オープン4周年記念の交流会が開催される。
同スペースを運営する稲見益輔さんは新居浜市の出身。大学進学を機に地元を離れ、専門学校で税理士試験受験の講師を勤めた後、会計事務所に入所し、会計コンサルタントや税理士業務に携わってきた。
2015(平成27)年7月に「愛媛を盛り上げる活動をしたい」とUターンを決意して、大阪から松山市に移住。松山市駅前にコワーキングスペースを設立し、自ら運営に携わっている。以来、年間約50件のペースで勉強会や異業種交流イベントなどを開催し、事業主が楽しく成長するためのコミュニティーづくりを進めてきた。2018(平成30)年7月には約20坪のスペースを増床。現在は、約80人の会員が利用している。
稲見さんは「地方では、多種多様な専門性を持った人たちが集まって情報交換ができる機会が少ない。コワーキングスペースには、その点で大きな可能性があると感じており、実際に、メンバー間での仕事の受発注や、営利・非営利を問わずメンバー間でさまざまなプロジェクトが生まれている」と過去4年間の手応えについて話す。
「今後も松山で、そのような機会をより多く提供する活動を続けていきたいと思っている。今回の交流会では、マツヤマンスペースの利用者に加え、いろいろな職業の人が一つのオフィスで仕事をするコワーキングスペースに興味のある人や、多様な働き方に興味がある人などにもぜひ参加してみてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は19時~21時(受付開始18時40分)、参加費は2,000円(飲食代込み)。申し込みはフェイスブックで受け付ける。