松山在住のバッグ作家が作品展-「裂き織り」のバッグを展示販売

入って中央の青の裂き織りバッグが目を引く

入って中央の青の裂き織りバッグが目を引く

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 松山在住のバッグ作家Zuzu(ずず)さんの作品展「えとばっぐ」が11月29日、Gallery 3ta2(ギャラリーサンタニ=松山市高井町、TEL 089-970-1043)で始まった。

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 住宅街の中の一軒家にある同ギャラリーは、作家が自由に個展や教室を開けるようにとオーナーの三谷恵子さんが約40平方メートルほどのスペースを貸し出している。

 同展では、「Zuzu」さんのバッグ・小物約41点のほか、アーティスト「ギャルリ雨」の絵約10点も展示販売している。「Zuzu」さんの名は、地元・松山市在住のバッグ作家村上静さんの作家ネーム。作品は、リネンの横糸を裂いて布を織り直し、縫製した「裂き織り」のバッグや小物が中心。絵は、村上さんが自分のバッグをイメージして描いてもらったという。

 4年ほど前から作り始めたバッグは、最初は既存のリネンの布を使った作品が多かったが、ハンドメードブームで「他の人と同じでは嫌だ」(同)という思いから、2年前から独学で裂き織りのバッグを作るようになった。ひとつの作品を仕上げるのに1日がかりになることも少なくない。

 「織り上がるまでどんな表情の作品になるかわからない。失敗したと思っていても、いい味が出たものに仕上がるので、楽しみ」と話す村上さん。これぞと思う色に出会ったら、染め粉を使って布を染め直すこともあるという。「普段はOL。休みの日に作品を作っている。自分のペースでできるので、性格にも合っているし、精神的にもいいバランス」(同)とも。

 裂き織りバッグは、手でさげるものからショルダータイプのものなどさまざまで、サイズは大・中・小(13,000円~18,000円)ある。そのほか、鍋つかみやちょっとした敷物にできるつかみもの(小=3,000円、大=3,900円)のほか、併せて展示している絵(2,000円~8,000円)も販売する。

 展示期間中、村上さんが常駐する土曜・日曜に限り、バッグの受注にも応じる。色は42色から選ぶことができ、デザインやサイズ、持ち手の長さや糸など、自分の希望を村上さん本人に伝えることができる。またギャラリー奥のスペースでは週末だけ、カフェ「granola(グラノラ)」の出張カフェコーナーを併設し、オリジナルメニューを提供する。

 営業時間11時~17時。12月7日まで。

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