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高級無添加食パン「PANYA ASHIYA」、松山市に2店舗同時オープン

「完売」の札が立てられた「PANYA ASHIYA」道後石手店の店頭(9月19日)

「完売」の札が立てられた「PANYA ASHIYA」道後石手店の店頭(9月19日)

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 神戸市芦屋に本店を構える高級食パン店「Panya芦屋」(兵庫県芦屋市)が9月14日、松山市に2店舗同時オープンした。

[そえるコーポレーション]PANYA ASHIYA 道後石手店・大街道店

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 「Panya芦屋」は2016(平成28)年9月、兵庫県芦屋市に本店をオープン。2017(平成29)年9月には直営店「Panya 芦屋 三宮店」(神戸市中央区)を、その後「PANYA ASHIYA TOKYO」として東京都世田谷区に3店舗、神奈川県川崎市に1店舗を展開しており、上質な原材料と低温長時間熟成で作られる無添加食パンで高い評価を得ている。

 今回オープンしたのは、「PANYA ASHIYA」道後石手店(石手3、TEL 089-914-0148)と大街道店(大街道2、TEL 089-934-0148)の2店舗。

 介護事業所や発達障がいのある子どもの放課後デイサービス事業「なないろの羽」をはじめ、グループ企業3社の社長である阿部進さんが、「Panya芦屋」の食パンのおいしさに感動し、より多くの人に届けたいとフランチャイズ店舗の運営を開始。松山市での2店舗同時オープンを実現させた。

 取り扱う食パンは「Select」(702円)と「Premium」(810円)の2商品のみで、いずれも1本1.5斤。原材料には卵やハチミツなどを使わず、小麦粉・生クリーム・バター・砂糖・塩(シママース)のみで焼き上げる。中種法と呼ばれる製法で、15時間以上かけて低温で生地を熟成させるため、ふんわりしっとりとした食感を作り出すことができるという。

 道後石手店店長の奥江麻琴さんは「当店の食パンは、小麦粉やバターなど、全ての材料に妥協することなくこだわり『本当にいいもの』を使って作っている。きめ細かく、小麦粉本来の自然で優しい甘さと、高品質なバターの香りが口の中に広がるのが特徴。耳までやわらかいので、焼かずにそのままおいしく食べられるのはもちろん、軽くトーストすると、外はさっくり中はふんわりとして、また新たな楽しみ方ができる」と話す。

 松山の2店舗では、開店以来、連日売り切れが続いている。道後石手店では初日、開店と同時に100人を超える行列ができ、用意した500本のパンが売り切れとなるまでの間、1日の来店者は約1000人に達した。

 取材日の19日夕方、「完売」の札が立てられた店頭を訪れた女性は「友人が初日に購入して、とてもおいしかったというので来店してみた。一昨日仕事帰りに立ち寄ったら売り切れで、昨日は定休日。今日は予約をして帰ろうと思っている」と話す。

 9月中は「Premium」のみの販売で、2店舗合わせて500本ほどを用意。10月からは「Select」の販売も始め、11月ごろからは用意する本数を1日700本ほどに増やす予定だという。パンは道後石手店で製造し、焼きたてを大街道店に都度配送している。

 松山市出身の奥江さんは「地元に密着して、本当においしいものを提供することで、目新しさから手にとってくれたお客さまに長く愛されるお店になりたい」と笑顔を見せる。

 パンの焼き上がりは、11時、12時、13時、14時の1日4回。予約は電話または店頭で受け付けており、営業時間は11時~18時。水曜定休。毎月8日、18日、28日は「パンの日」として、宇和島旧市内限定で電話予約を受け付け、スタッフが直送配達を行う。

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