JR松山駅前「伊予湯治場 喜助の湯」(松山市宮田町4、TEL 089-998-3300)で10月10日、堀之内ランと温泉でのリフレッシュを楽しむイベントが開催される。
イベントでは「喜助の湯」が提供する「ランナーズステーション」のサービスを利用。「喜助の湯・ランナーズステーション」内の鍵付きロッカーに荷物を預け、更衣室(脱衣場)でランニングウエアに着替えることができるため、仕事帰りなどにもそのまま参加できるのが特徴。準備運動と堀之内公園までのランニングの後、コーチによるフォームチェックやトレーニングなどを行い、各自のペースに合わせて3~4キロ程度走った後は、「喜助の湯」でランニングと1日の疲れをリフレッシュして帰宅する。
「伊予湯治場 喜助の湯」は2001(平成13)年に「天然温泉キスケのゆ」としてオープン。2016(平成28)年にリニューアルを行い、現在は西日本最大級の炭酸泉や源泉掛け流し浴槽、歩行浴・電気風呂・ジェット水量風呂・フィンランド式サウナなど14の施設を備える。泉質は、含弱放射能ナトリウム塩化物泉(1号泉)と、地下1700メートルから湧出する約46度のアルカリ性単純弱放射能泉(2号泉)。施設の特性によって、2つの源泉を使い分けている。
同施設では今年9月、「街ラン」を楽しむ市民を対象に「ランナーズステーション」サービスの運営を開始。通常の入浴料で、PCなど仕事の荷物などを鍵付きロッカーに預けて更衣室で仕事着からランニングウエアに着替えることができ、ランニング後には温泉でゆっくりとリフレッシュできる、温泉施設ならではのサービスを提供している。
今回のイベント運営に携わる「KuruSPO」(松山市千舟町5)の井上和俊さんは「日頃から運動をしている人も、これからランニングをはじめようと考えている人も、それぞれのペースで参加できるイベント。自己流のフォームでランニングをしていると、大会出場や直前のトレーニング時などにけがをしてしまい、走ること自体をやめてしまう人も少なくない。今回のイベントでは、トレーナーと一緒に準備運動をしてから走り、フォームの指導も行うので、けがを防止し、長くランニングを楽しむための機会として参加してもらえれば」と話す。
「『喜助の湯・ランナーズステーション』は、荷物の置き場所や更衣スペース、運動後には温泉でのリフレッシュをセットで提供してくれる便利なサービス。上手に利用することで、仕事帰りのランニングを毎日の楽しい習慣として取り入れる人が1人でも増えてくれればうれしい」と期待を語る。
ランニングコーチを務めるのは、自身も陸上競技経験を持つ、パーソナルトレーニングジム「ひら屋」(松山市此花町1、TEL089-933-0902)代表の平野達哉さん。当日の受け付けは「喜助の湯」で19時~19時30分。参加費は入浴料込みで大人=1,500円、中学生~大学生=1,000円。イベントの参加は「KuruSPO」のサイトで受け付ける。
「喜助の湯・ランナーズステーション」は営業時間中を通して実施しており、料金は入浴料のみ。営業時間は10時~翌1時。