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松山市で「採用戦略セミナー」 「複業人材」の活用やマッチング戦略学ぶ

過去に開催したセミナーの様子(2019年)

過去に開催したセミナーの様子(2019年)

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 「松山の採用戦略セミナー~最新事例・複業人材活用~」がマツヤマンスペース(松山市二番町3)で12月6日に開催される。

 労働人口の減少や複業の解禁などの社会的背景を踏まえ、新しい時代の「採用」について学ぶセミナー。従来、人材や情報の地域間格差の問題で採用に不利といわれていた地方企業が優秀な人材を確保するためのヒントに加え、これから新しい働き方にチャレンジしたい人にも役立つ内容で、市内企業による事例発表や「多様なタレントとの出合い方や継続関係の築き方」「他地域での複業事例」などをテーマにした講演が行われる。

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 講師の一人である「パソナJOB HUB」(東京都千代田区)アウトソーシング部部長の大田航平さんは、「これまでの社会では、年齢や経験、資格などの物理的なスキルだけを見て人材を見極める『スキルマッチング』の傾向が強かったが、これからの社会では価値観や課題意識、共感性、専門性に加え、趣味趣向と相性といった尺度で人材を選び、共感に基づくフラットな信頼関係に基づいてパートナーシップ的な雇用関係を結ぶ『ミッションマッチング』の考え方が重要になる」と話す。

 「このような考え方で採用活動を行い、企業の思いをアピールすることができれば、人材や情報の地域間格差の問題で都市部の大企業に比べて採用面で不利といわれていた地方の中小企業でも、能力が高く、組織に大きく貢献してくれる人材を採用できるチャンスが格段に大きくなる」とも。

 同じく講師の亀井諭さんは「他地域での複業事例」について紹介。2019(平成31)年4月より「旅するようにはたらく」をコンセプトにした「JOB HUB TRAVEL」や「#複活(複業活動)」(関東経済産業局)、「複業でご縁むす部 in 広島・あきたかた」(中小企業庁)など、複数の地域で「地域×複業」をテーマにした事業に取り組んでおり、現在は京都と東京、2拠点生活の実践者でもある。

 大田さんは「少子高齢化によって労働人口が減り、働き方改革がもたらす長時間労働の減少によって単位労働時間が減ることで、これからの社会では『短時間労働者』が増加し、『起業と人材のマッチングの機会』が増える。そこで重要になるのが『個の専門性』を効率よく活用する雇用のあり方や働き方」と話す。

 国内のフリーランス人材は、総労働人口15%を超えるまでに拡大しており、今後は特に、今まで企業に雇用されて働くことの多かった営業・企画・マーケティングや採用、広報・PR」「デザイン・ブランディングをはじめ、新規事業立ち上げ、業務効率化支援などを担う人材を、フリーランスとして契約して企業に受け入れる機会が増加するといわれている。

 セミナーでは、このような新しい雇用形態を実践する上で必要となる、会社としての受け入れ体制や、コミュニケーションインフラ整備の具体的な方法についても紹介。テレワークや複業などの新しい働き方を推進し、個の能力を最大活用するために役立つ具体的なツールや活用方法の具体例を示す。

 開催時間は19時15分~21時15分。参加無料。定員は35人。公演終了後には参加者や講師の間でネットワーキングの時間を設ける。希望者は、インターネット申し込みフォームからの事前申し込みが必要。

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