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松山市三津浜地区にブリュワリー併設のゲストハウス「麦宿伝」

宮前川沿いの道路に面した「麦酒伝 Guest House Brew」1Fのバースペースで、店主の木和田さんと看板娘のケイトちゃん

宮前川沿いの道路に面した「麦酒伝 Guest House Brew」1Fのバースペースで、店主の木和田さんと看板娘のケイトちゃん

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 松山市三津浜地区に3月6日、地ビールの醸造施設を併設したゲストハウス「麦宿伝 Guest House Brew」(祓川2丁目)がオープンした。

 店舗は、宮前川に面した道路沿いに建つ、築70年の古民家。ゲストハウスのオープンを目指して物件を探していた木和田伝さんが、空き家バンクの画像を見て一目ぼれし、開業にこぎ着けた。道路に面した2階の窓からは、夏の恒例行事「松山まつり三津浜花火大会」を楽しむこともできる。

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 建物は2階建てで、広さ約70坪。1階にはビールの醸造所とバー、宿泊者用のシャワールーム2室やキッチン、2階にはダブルベッドの2人部屋1室と、畳敷きの3人部屋1室、4人部屋2室の計4室を備える。

 階段に面した窓を開けると、中2階のロフトスペースも。「バーや外の景色を眺めながら、秘密基地のような気分で楽しく過ごせる場所にしたい」と、ゆったり座れるソファを設置している。

 店主の木和田伝さんは、広島県の出身。「世界中の人と旅の時間や楽しい瞬間を共有できる場所」であるゲストハウスに引かれ、広島周辺や、オーストラリアのゲストハウスでも働いた経験を持つ。ビール醸造の知識は、石見麦酒(島根県江津市)や広島、松山などのクラフトビール醸造所で学んだ。

 今年1月中旬に三津浜へ移住した木和田さんは、地域の人の手を借りながら、自らの手で店舗を改装。床材や壁を張り替え、2階の天井を抜いて古民家の魅力である昔ながらの梁(はり)が見えるようにするなど、建物の魅力を引き出し、独自の空間をつくり上げてきた。店の暖簾は、友人の手作り。店頭を彩るパッチワークデニムの日除け幕も、木和田さんの友人がフェイスブックなどを通じて使わなくなったジーンズを集め、縫い合わせて仕上げてくれたという。

  「店舗の道路に面した側が、全面窓になっているところが一番気に入っている」と木和田さん。「ここにお店を構えれば、地域の人にも道路を通る人たちにも『何ができたんじゃろか』と興味を持ってもらえると思った。ビールの醸造が始まれば、香ばしい麦の匂いも漂う。自分たちの生活や、店の様子をオープンにすることで、私たち家族も、地域の人も旅行者もみんなが、ビールを通して笑い合い、宿泊を通じて交流できる空間にしたい」と話す。

 現在は酒類等製造免許の申請中で、今年の夏頃にはビールの製造を開始する予定。1回の仕込み量が150~170リットルと、クラフトビールとしても比較的小規模なため、企業の周年記念などのお祝いや、飲食店向けのオリジナルビールの製造も検討している。

 ゲストハウスでは食事の提供は行わず「ぜひ地元のお店を訪れてみてほしい」と木和田さん。「三津には、『三津浜焼き(お好み焼き)』の店がたくさんあり、それぞれに個性的。カフェ、イタリアン、メキシカン、ラーメン、唐揚げなど、古民家を活用したおしゃれでおいしい店がたくさんあるので、ぜひ外に出て三津の街を楽しんで」と話す。

 宿泊料金は、ダブルベッドルーム=1泊5,000円(1室一人利用の場合)、8畳和室=1万2,000円(1室4人利用の場合)など。

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