<松山市内お花見名所のコロナウィルス対応について>
愛媛県と松山市では新型コロナウィルスの感染拡大を受け、3月31日から、道後公園、県総合運動公園、とべ動物園などで「飲食を伴う宴会の自粛」を呼びかけている。これを受け、道後公園と石手川公園に出店していた松山街商協同組合の屋台も撤収。「密集・接触を避けて」の原則を心がけ、散歩がてらなど、気分転換に花見を楽しむ人の姿が見られた。(4月4日)
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松山地方気象台が3月25日、ソメイヨシノの開花を発表した。道後公園(松山市道後公園1)や、松山城山頂本丸広場(丸之内1)では、露店や夜間のライトアップで花見客を迎える。
道後公園内にある松山のソメイヨシノ標準木では、24日午前中に3輪ほどが開花。気温が16度となった25日10時頃の観測で、松山地方気象台の職員が5輪の開花を目視確認し、2020年の桜の開花を発表した。松山市のソメイヨシノ開花は昨年より3日遅く、平年並み。5~6日後の3月末頃に8分咲きとなり、その後1週間ほどの間、満開の桜を楽しめる見込み。
気象庁では管理している標準木は、北海道から沖縄まで全国で58本。樹種は原則として「ソメイヨシノ」だが、沖縄県と一部島しょ部では、濃いピンク色が特長の「カンヒザクラ」、北海道などでは、花が咲くと同時に赤みを帯びた新芽が芽吹く「エゾヤマザクラ」が採用されている。
「日本さくら名所100選」にも選ばれている松山城本丸広場では、3月20日から夜間のライトアップを開催。道後公園と石手川公園(立花4)では、26日から松山街商協同組合をはじめとする屋台が出店し、花見客を出迎える。
松山街商協同組合の担当者は「安心して利用してもらえるよう、各店舗ではアルコール消毒を定期的に行うほか、従業員の健康管理に細心の注意を払い、従来に増して衛生面の管理を徹底している。コロナウイルスの影響で中止になるイベントも多いが、桜の下でゆっくりと春を楽しんでほしい」と話した。
松山城本丸広場のライトアップは18時~20時50分。4月20日まで開催する。