スマホアプリの作り方から公開までを学べる「アプリ道場愛媛」第2回講座が10月10日、マツヤマンスペース(松山市千舟町5)で開かれる。
プログラミング未経験の初心者から、現場のプログラミングを勉強したい人やアプリ開発スキルを身に付けてIT業界に転職した人まで、幅広いニーズに対応するという同講座。アプリストアで公開して世界の人にダウンロードしてもらうことを目標に、プログラミングとスマホアプリの制作を学ぶ。
講師を務める泉芳樹さんは松山市北条の出身。小中学生のころからゲームセンターが好きで、格闘ゲームやレーシングゲームのファン。心にずっと「ゲームを作る人になりたい」という思いがあったという。
高専から大学に編入後も、ゲーム制作への憧れを捨てきれなかった泉さんは一念発起して大学を中退。両親の応援も受けて専門学校へ入学し、卒業後は東京でゲームプログラマーの仕事に就いた。現在は愛媛にUターンしてウェブ制作などの仕事に携わりながら趣味でゲーム制作を続け、その傍ら、プログラミングやアプリ制作の普及活動を行っている。
「開講のきっかけは『アプリ道場』(東京都渋谷区)で開催されたオンラインサロン企画『仕事を作ろう』への参加だったと」泉さん。自分も「アプリ道場」のような仕事をしてみたい、と話した泉さんを同社メンバーが後押しし「アプリ道場愛媛」が誕生。9月19日に第1回を開いた。
初心者は、プログラミング学習サービス「Playground(プレイグラウンド)」でプログラミングの基本的な感覚を学ぶことなどからスタート。実際にスマホアプリを作り、自分の端末で動かす経験などを経て、最終的には自作のアプリをストアで公開する。初心者の場合、学習開始からアプリのリリースまでの期間は6カ月~1年程度という。
「アプリが作れると自由になる」と泉さん。「アプリを作ることは、子どもが遊びの中で独自のルールを作り、どんどんオリジナリティーあふれるものに進化させていく感覚に似ている。アプリが作れると楽しみが増えるし、人生が変わる」と熱く語る。
開催時間は13時30分~16時30分。受講料は500円。定員は先着6人程度。今後は月1~2回の開講を予定している。