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「旅するチョウ」飛来シーズン迎える 犬寄峠秋の風物詩、住民らが心待ち

伊予市内の畑に植えられたフジバカマに飛来したアサギマダラ(2017年、上岡宏美さん撮影)

伊予市内の畑に植えられたフジバカマに飛来したアサギマダラ(2017年、上岡宏美さん撮影)

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 長距離を移動するため「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが飛来シーズンを迎え、犬寄峠の「黄色い丘」(伊予市双海町上灘)付近の住民らが今年もチョウの訪れを心待ちにしている。

 黒い縁取りに透明感のある水色の模様が鮮やかなアサギマダラは羽根を広げると約10センチにもなる大型のチョウ。秋に日本本土から南西諸島・台湾へ南下するなど、直線距離で1500キロにも及ぶ「渡り」をすることで知られるが、渡りの経路や越冬場所などの詳しい生態は未知の部分が多い。1980年代から各地で、羽にマーキングを施す移動調査が行われ、再捕獲情報の共有などを通じて全国に愛好家が増えている。

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 犬寄せ峠の「黄色い丘」では、2014(平成26)年に管理者の松浦弘正さんが新しい秋の風物詩としてアサギマダラが好むフジバカマ15株を植えたところ、2016(平成28)年には約150株に増殖。2018(平成30)年には、フジバカマを目指して200匹近くのアサギマダラが集まり、カメラ愛好家や家族連れが連日訪れて「チョウチョだらけ」と各種メディアでも紹介され大きな話題になった。

 昨年はフジバカマの開花が遅かったため、飛来を待つファンから今か今かと問い合わせが入るほど。今年の見頃は10月10日ごろの予想。松浦さんは「さっき見に行ったら、個人で管理している畑のフジバカマにアサギマダラが6羽飛んできていた」と声を弾ませる。

 11日11時からギター演奏などのライブを開催。今月18日にはアサギマダラ鑑賞会を開き、黄色い丘の麓にある「ゴリラハウス」で特別ランチ(1,000円)の提供を予定している。ランチは2日前までの予約が必要。

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