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松山市道後に高級食パン専門店「魔法はいらない」岸本拓也さん監修

高級食パン専門店「魔法はいらない」のスタッフら。胸の前で揃えた3本の指は「作る・売る・広める」の決意を表す合言葉

高級食パン専門店「魔法はいらない」のスタッフら。胸の前で揃えた3本の指は「作る・売る・広める」の決意を表す合言葉

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 高級食パン専門店「魔法はいらない」(松山市道後湯之町、TEL 089-909-8600)が10月9日、道後温泉本館北側にオープンした。

プレオープンの1時間以上前から店頭を訪れた来店者

 経営は、松山市内や東京・銀座などで会員制ナイトクラブ10店舗を展開する「C&Cグループ」。創業30周年の節目に新事業を立ち上げたいと模索していた中、ベーカリープロデューサーとして活躍する岸本拓也さんの「パンで街を元気にしたい」という理念に共感し、異業種への進出を決意。新会社「C&Cベーカリー」を立ち上げ、同店のオープンにこぎ着けた。

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 店長を務める田中開歩さんは松山市の出身。銀座の店で5年間にわたってクロークなどを担当し、松山で企画やマーケティングなどに携わった経歴を買われ店長に抜てきされた。

 「魔法はいらない」という店名について、田中さんは「お客さまに明日への活力と元気をお届けするナイトクラブは魔法の空間のように思われがちだが、大切なのはまやかしの魔法ではなく、スタッフ一人一人の心を込めたおもてなし」と話す。「おいしいパン作りで大切なのも、一つ一つの工程を大切にして確実にこなしていく地道な作業の積み重ね。『元気と活力を提供するプロ』として、これまで培ってきたものをパン作りでも生かしていきたい」と意欲を見せる。

 商品は、スッと溶けてしまうような口溶けの良さと甘みが特徴のプレーン食パン「新世界」(2斤902円)と、大粒で香りよくジューシーなサンマスカットレーズンを使った食パン「葡萄(ぶどう)のとりこ」(2斤1,078円)の2種類。ラズベリージャムや蜂蜜、皮付きピーナツクリームのほか、ガーリックとイタリア産グラナバダーノチーズを加えた「オリーブオイルチーズ」(各880円)など、パンに合わせて楽しむスプレッド類も販売する。

 パン店という新業態への挑戦に田中店長は「スタッフの採用では、経験より人柄を重視した。みんな初めての仕事だが、店長の自分がいなくても自ら考えて提案してくれるメンバーがそろっており頼もしく感じている。素直に丁寧に真剣においしいものを作り続けられるよう、チームワークを大切にして、パンでも街に元気と活力を届けていきたい」と話す。

 店頭には13時のプレオープンを待ちきれずに訪れた地元客らの姿も。パン好きの友人3人組という女性は「新しいパン屋さんができると聞いて、どうしても手に入れたくて来店した。新しい店が増えて今日はどこにしようと選ぶ楽しみができるのはうれしい。今日買って帰ったパンは、近所のパン好き仲間にお裾分けして楽しみたい」と笑顔を見せる。

 プレオープンは9日13時。グランドオープンは10日で、営業時間は10時~18時(売り切れ次第閉店)。火曜定休。

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