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松山・三津の喫茶「田中戸」で手作り靴受注会 高知の靴職人が採寸から

松山市三津「島のモノ喫茶田中戸」で行われた「Kino shoe works」の受注会の様子。

松山市三津「島のモノ喫茶田中戸」で行われた「Kino shoe works」の受注会の様子。

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 三津浜商店街の「島のモノ喫茶田中戸」(松山市住吉2、TEL 090-6280-3750)で10月31日~11月2日、手作り靴工房「Kino shoe works」の受注会が開かれる。

「Kino shoe works」 の手作りオーダー靴

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 店主の田中章友さんは松山沖に浮かぶ怒和島の出身。メニューの素材は島のもの・地の物にこだわり、夏季限定で提供するかき氷では毎年行列のできる人気店。ライブや展示イベントなども数多く開いている。

 「Kino shoe works」店主の木下藤也さんは高知県宿毛市在住。実家の敷地内に立つ工房は日の光がふんだんに入る大きな窓のある空間で、妻と2人、その場で履く人の足を採寸し、木型を調整して作るオーダーメード靴の製作と靴修理を手掛る。同店の「本格牛革のサンダル」は宿毛市のふるさと納税返礼品にも選定されている。

 木下さんが全くゆかりのなかった三津の町に出合ったのは5年前。「四国の美しい店」に掲載されていた「田中戸」を訪れた際、店主と店の雰囲気にほれ込み「この場所で靴の受注会を開催したい」と伝えたところ、田中さんの妻が自分の足に合った靴を作ってくれる人を探していたこともあり、マッチングが成立。今回が4回目の受注会となる。

 「幼少の頃から母が務めていた靴工場が遊び場で、靴はずっと身近な存在だった」と木下さん。「自分の手でものづくりがしたい」と靴作りを仕事にするため、大学卒業後に靴の専門学校で2年間勉強し都内の靴メーカーに就職。その後、東日本大震災をきっかけに帰郷し、「大量生産ではなく一足ずつ手作りし、修理しながら長く履ける靴を作る」ことを目指して工房「Kino shoe works」を開いた。

 素材の皮やステッチの色、靴底の素材などを変えて自分好みのデザインでオーダーできるため、「世界に一つだけ」の自分の靴を作れるのが特徴。

 受注会の開催時間は12時~19時。

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