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三津厳島神社×麦酒伝コラボ「お供えビール」初期ロット完売で増産、頒布再開へ

「お供えビール邪祓(じゃばら)」の醸造施設で笑顔を見せる木和田さん

「お供えビール邪祓(じゃばら)」の醸造施設で笑顔を見せる木和田さん

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 松山の「ゲストハウス&ブリュワリー 麦宿伝」(祓川2)と三津厳島神社(神田町1)がコラボした三津浜発の「お供えビール邪祓(じゃばら)」が、好評に応えて再頒布を行う。

 「邪祓」の仕込みは、麦芽とホップそれぞれ単一品種のみを使う「スマッシュ」と呼ばれる製法。蜂蜜で味にまろやかさを出し、邪気を払う縁起物といわれる内子産のカンキツ類「ジャバラ」の皮の効果でジューシーかつフルーティーに仕上げた。

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 12月初旬、厳島神社に奉納した400本分は12月8日に頒布を始めて2日で完売。今回は追加で800本分を仕込んで奉納し、12月23日に頒布を再開する。

 「元々はゲストハウス営業の傍ら、自分も大好きなクラフトビールを併設のバーで提供する予定だった」という店主の木和田さんだが、出合った物件の広さを目にして「この建物を生かして何かできないか」と一念発起。クラフトビール醸造へのチャレンジを決めた。

 木和田さんが醸造を学んだのは、島根県の「石見麦酒」(江津市)。一般的なビール醸造ではステンレスの発酵タンクを使うため、設備費やタンクの洗浄作業など大きなコストと手間が掛かるが、「石見式醸造法」ではステンレスタンクの代わりに冷蔵庫と特別製のビニール袋を使う点が特徴。最小限のコストでビールを醸造でき、小ロットで個性豊かなビール造りに挑戦する人の支持を集めている。

 石見麦酒では醸造開始の2016(平成28)年以降、これまで全国25件の醸造所開業をサポートしている。木和田さんも「石見式」を元に、よりおいしいビールを作るため創意工夫を凝らしており、経験を通じて得られた知識は他のブリュワリーとも共有して切磋琢磨(せっさたくま)を続けているという。

 「家族3人で広島から移住してゲストハウスを開き、三津浜の活性化のために活動する多くの地元の人達と出会った」と木和田さん。「自分たちを温かく受け入れてくれた三津浜のために、自分も何かしたいと思い続けていた。小さな一歩だが、今回の『三津厳島神社コラボ・お供えビール邪祓』の奉納で、自分にとって大きな何かを成し遂げられた気がしている」と笑顔を見せる。

 仕様は330ミリリットル入りの小瓶で、初穂料は1,000円。社務所の開所時間は9時~16時30分。

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